ホワイトニングについて 歯の漂白とは

ホワイトニングとは? なぜ白い歯になるのか?

ホワイトニングとは歯を漂白する治療法です。ホワイトニング専用ジェルのホワイトニング成分(過酸化水素)が、歯のエナメル質の中にある着色を取り去ってくれます。
もう少し詳しく説明すれば、ホワイトニング専用ジェルから発生した成分(過酸化水素)が光と熱で活性化され、活性化酸素が発生し、この活性化酸素が歯のエナメル質に入ってゆき、着色成分を分解して無色化することで歯が白くなります。

過酸化水素水の濃度と光(ホワイトニングのメカニズム)

オフィスホワイトニングでも、ホームホワイトニングでも使用するホワイトニング材には「過酸化水素」が含まれています。 ホームでは「過酸化尿素」を使用しますが、結局はその中に含まれる「過酸化水素」が歯に作用します。 ただし、その薬剤の濃度は効果に直接関係します。 濃度が高いほど効果があるが、同時に、エナメル質の脱水症状と考えられる「痛み」がでます。 これはどのような薬を使っても避ける事は出来きません。歯を白くするもう一つの条件は、光です。 この「過酸化水素」は「光」でより効果的に働きます。つまり光をあてる事で短時間でホワイトニング(漂白)を行えるのです。 同じ薬剤を同じ時間だけ使用したとしても、光の照射の有無でその効果は3倍違ってくると言われています。

歯の色について(変色の種類)

本来日本人の歯(天然歯)は欧米人に比べて黄色がかった色(クリーム色)をしています。これには個人差がありますが欧米人に比べて日本人はエナメル質(歯の表層)が薄いため下層の象牙質の色が透けるためです。ここでいう「黄色がかった」というのは天然歯の微妙な色合いのことですが、歯の目立った変色の「黄ばみ」や「黒ずみ」には原因があります。その原因というのは主に「色素が沈着した場合」、「薬剤や外傷、病気による場合」、「加齢による場合」がそれにあたります。

色素の沈着による変色

これは歯の表面についた茶渋、コーヒー、赤ワインやたばこのヤニなどによるもので、薬剤が化学反応を起こして色素が沈着する場合もあります。ステインとも呼ばれ、普段の歯みがきではとれない場合があります。

薬剤や外傷や病気による変色

薬剤や外傷や病気による場合は歯の深部(内側)から変色していることが多く、代表例として薬剤のテトラサイクリンがあげられます。このテトラサイクリンは昭和40年代によく処方されていた抗生物質の一種ですが、子供の時や母親が妊娠中にこの薬剤を大量に服用していると歯が茶色や黒く変色したり横縞が目立つ変色になる場合があります。他にはむし歯治療で神経を抜いてしまった歯、治療に使用した詰め物、過剰のフッ素摂取をした歯、なども変色する場合があります。

加齢による変色

歯は歳を重ねるごとに磨耗や微細な亀裂への色素の進入、歯の結晶構造の成熟に伴う透過性の向上、化学物質の体内からの進入などの原因で黄ばみが増していきます。

ホワイトニングの種類

厳密にはホワイトニングとは歯を白くする治療の総称で、歯の漂白はホワイトニングの中のひとつになります。他にはデンタルマニキュアや補綴物によるホワイトニングもありますが、マニキュアは一時的な治療ではがれやすく、今では主流ではありません。補綴物による治療はむし歯や歯の神経が死んでいない限り健康な歯を削る必要があり、抵抗を感じる方が多いのが実情です。そのような理由でホワイトニングと言えば歯の漂白という流れになっています。また歯の漂白には大きく分けて2種類の方法があります。

オフィスホワイトニング 種類 ホームホワイトニング
歯科医院で歯の表面にホワイトニング(漂白)効果の高い、高濃度の薬剤を塗り、光を照射するなどして、薬剤を活性化させ、短時間で歯を白くする方法 概要 個人の歯形に合わせた専用のホワイトニングトレー(マウスピース)を作り、自宅でホワイトニング剤を入れたトレーを歯に数時間装着することで、白くする方法
高濃度の薬剤を使い、短時間で行いますので、一気にある程度の白さになる。その反面、多少痛みを感じたり、ホームホワイトニングと比べて、色の再着色がおこりやすいといった特徴があります 特徴 低濃度の薬剤を使い、時間をかけてゆっくり白くしていく。
(通常上の歯だけでも約2週間は必要)
時間をかけてゆっくり作用させるので、薬剤が深くまで浸透し、よりいっそう白くなりその白さも長持ちします
1.即効性があり一度の来院である程度の白さが得られます
2.全て歯科医師、衛生士が行います
長所 1.自分の都合に合わせて行えます
2.奥歯まで白くできます
3.白くすることができる限界点が高いこと
4.白さが長持ちする
1.光の届かない奥歯は白くなりません
2.色の着色がホームホワイトニングに比べてやや早いこと
3.施術当日に痛みを感じることがあります
短所 1.効果が現れるまで時間がかかります
2.継続して行う根気が必要です
3.トレー装着に違和感を感じる人がいます

オフィスホワイトニング(歯の漂白)の人体への影響

過酸化水素や過酸化尿素を主成分とするホワイトニング剤は歯科医師により正しい使用をする限りは安全です。 しかし、その効果の最大化を求めるあまり、高濃度の薬剤を使用したり、非常に強い熱を発生する「光」を使用すると歯やその周辺組織に損傷を与える可能性があります。 日本人の歯質は欧米人と比べてエナメル質が薄く強い光の熱や紫外線には弱く、歯髄に影響を受けやすい特長があります。 当医院では強い熱を発しない、紫外線をカットしたライトを使用し、安全で効果の高いホワイトニング(歯の漂白)を行っていますのでご安心下さい。

問題の原因

ホワイトニング(歯の漂白)は薬剤での問題は起こっていないようですがライトによる事故は起こっているようです。

【原因その1】
「熱」 日本人の歯質は薄いので、ライトから発する「熱」により歯の神経が痛められることがあります。また、皮膚も低温火傷をすることがあります。「熱い!」と思ったら危険です。

【原因その2】
「UV」 紫外線を使用したライトからは「UV」が発生します。歯を白くするために「日焼け止めクリーム」を塗る必要があります。「えっ!?」と思いませんか?